Leave A Tender Moment Alone

風の吹くまま 気の向くまま

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飛鳥井千砂 『女の子は、明日も』

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「略奪婚した専業主婦満里子、女性誌編集者の悠希、不妊治療を始めた仁美、人気翻訳家の理央。元同級生達は再会を機にそれぞれの悩みに向き合うことになる。前菜への罪悪感、要領のいい後輩への嫉妬、妊娠できない焦り、好奇の目に晒される戸惑い─。華やかな外見に隠された女性同士の痛すぎる友情と葛藤、そしてその先をリアルに描く衝撃作。」

表紙や題名とは違って、この紹介分のままの、痛すぎる友情と葛藤が書かれておりますね

学生の時と、社会に出てからでは、女性はかなり変化があります男性よりも
職場にも因るし、既婚未婚までは男性も同じように変化があるけど、子供を持つ持たない、持てない、で女性はまた分かれていくようで複雑な葛藤や羨望や気遣いやらで大変

4人は既婚者で配偶者が居るので、その夫とのやり取りもそれぞれで面白いです
この表紙は良かったのかな?と私は思ってしまうンだけど、30歳代にはおススメのお話

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北村薫 『八月の六日間』

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「40歳目前、文芸雑誌の副編集長をしている私。元来負けず嫌いで、若い頃は曲がった事には否、とかみついた性格だ。だが勿論肩書がついてからはそうもいかず、上司と部下の調整役で心を擦り減らすことも多い。一緒に住んでいた男とは、…3年前に別れた。忙しいとは心が滅びると書くのだ。そんな人生の不調が重なった時に山歩きの魅力に出逢った。山は、私の心を開いてくれる。四季折々の山の美しさ、恐ろしさ、様々な人のとの一期一会。いくつもの偶然の巡り会いを経て、私の心は次第にほどけていく。だが少しずつ、しかし確実に自分をとりまく環境が変化していく中で、私はある思いもよらない知らせを耳にして…。」

連作短編集
きっとこんな女性達がいっぱい居るンだろうなぁ~と思う主人公が、山に癒されハマっていく様も今ではよくある事のような気がする山ガールブーム
私も簡易な恰好で気軽に登れる山なら、山登りも好きだけど、なんだか流行っているような先ずは格好だけバッチリみたいなのは苦手で…
それともう1つ、山の暗さが怖いのですね~だからテント泊とか無理だなぁ~と

この小説を読んでいて…
若い頃があって、色々経験して、冒険もして、それなりの思い出やしがらみが出来て、大人になっていく過程で積り溜まった疲れ、そういうモノが自然に触れて感動、それが山登りでなくても、キレイな桜や棚田などの景色を見て感動して癒されるンでしょうね

たまには山に登って、山の匂いを感じてみたいと思いました



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村田喜代子 『八幡炎炎記』


「製鉄の町・八幡を舞台にした著者初の自伝的小説。敗戦の年に生まれたヒナ子は複雑な家庭環境の中、祖父母のもとで逞しく育つ。」

昔の、敗戦後の日本のゴタゴタ感がすごい…
たった60年くらい前なのに、その後の生活の変化を考えると、それもまた凄い事だなぁ~と思ってしまいます
確か戦争体験者の方に「何が1番ビックリしたか?」と聞いた時、「今迄すごく火加減やら苦労して炊いていたご飯が、簡単にスイッチ1つで炊けるようになった事、洗うのも簡単になった」と言っていて、私の母親は「電子レンジ」と答えましたが、本当に小説当時の生活は現在と時間の流れ方が確実に違ったンだろうな、と

晩ご飯のオカズに魚を釣ろうと1時間半かけて歩いて行ったりなんて、今では考えられないです
自転車さえ、ない

出てくる男達のだらしなさ、女やお酒や博打、今では大問題になりそうな事ばかり
それに対する女達の強さ、許す弱さ、寛容なのか、その時代のルーズさがよく出てます
子供の出生も役所の届も、今では考えられないくらいルーズで、続柄だとか申請期間も自己都合(笑)
私の聞いた話では、親が忙しいと出生届を出してなくて、兄弟なのに同級生になってしまったとか、このお話の中と同じように1つ上の学年になったり下の学年になったりとか

作者は中間市在住


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有川浩 『クジラの彼』


「浮上したら漁火がきれいだったので送ります。それが2カ月ぶりのメールだった。彼女が出会った彼は潜水艦(クジラ)乗り。いつ出掛けてしまうか、いつ帰ってくるかも分からない。二人の恋の前には、いつも大きな海が横たわる。そんなクジラの彼と恋愛する男前で可愛い彼女達の6つの恋。」

表紙の涼やかさとキレイさに惹かれて…が80%
で読んでみたら、面白かった『クジラの彼』

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中の見開き目次ページも美味しそう(笑)

「クジラの彼」「ロールアウト」「国防レンアイ」「有能な彼女」「脱柵エレジー」「ファイターパイロットの君」
自衛隊の男女の恋愛話です
表題作の「クジラの彼」がすごく良かったし、各話ともそれぞれに面白かったのでおススメ☆彡







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真保裕一 『正義をふりかざす君へ』


「別れた妻の願いで故郷に戻った元新聞記者。彼を待っていたのは、彼を憎む者と、7年前の死亡事件に隠された謎だった…。正義の真の意味を問いかける長編ミステリー。」

書名の「正義をふりかざす君へ」は、主人公に向けられたモノなのか…

普段の生活の中でも、なんでよくもまぁ、こんな事を平気で言えるよねとか、よくそんな事が出来るよねとか、コチラ側したら理不尽だったり悪意に満ちてるようにしか見えなくても、アチラ側にすればアチラ側の正義や立場があるンだろうな、と思う事はあります

正義だから何でも言っていい訳でもないし、ましてやふりかざしていいとも思いません



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葉室麟 『月神』


「明治13年、福岡藩士出身の月形潔は、集治監建設の為横浜港から汽船で北海道へと向かった。その旅の最中、亡き従兄弟の月形洗蔵を想った。尊王攘夷派の中心となり、福岡藩を尊攘派として立ち上がらせようとしていた洗蔵だが、藩主黒田長溥は、尊攘派の台頭を苦々しく思ており、洗蔵は維新の直前に刑死した。時は過ぎ、自分は今、新幕府の命令によって動いている。尊敬していた洗蔵が、今の自分を観たらどう思うのか?激動の明治維新の中で国を思い、信念にかけて戦った武士たちを描く傑作歴史小説。」

以前読んだ『潮鳴』、『蜩ノ記』が面白かったので期待し過ぎたのかも…
途中から集中して読むというより、ただ読んでいるという感じ


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瀬尾まいこ 『春、戻る』



「結婚を控えたある日、私の前に兄と名乗る謎の少年が現れた。明らかに年下のお兄さんは、私の結婚にあれこれ口出しを始めて…。その正体と目的は?人生で一番大切な事を教えてくれるハートフルウェディングストーリー。」

瀬尾まいこの作品の登場人物は温かい人が多いけど、このお話の中では特に良い人ばかり
人生って色々辛い事もあるけど、温かく手を差し伸べてくれる人が居たり、必死に助けてくれる人が居たり
そうは思ってなくても自分も相手を助けていたり

「思い描いたように生きなくたっていい、自分が幸せだと感じられることが一番なんだから。」

思い描いたような人生を送れないと駄目だとか、他所の芝生が青く見えたりとか、そういう考え方から離れられると随分楽になれるだろうにな、と
若い時には色々足掻いても仕方ないかもだけど

しかし、ここまで明らかに年下なのにお兄さんってどうなのよ?と訝しむ部分がないのは、ちょっと違和感(笑)


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中村航×中田永一 『僕は小説が書けない』


「生まれながらになぜか不幸を引き寄せてしまう光太郎。引っ込み思案で心を開くことができず、親しい友人もいない。血のつながりのない父親との関係をはじめ、家族との距離感にも悩んでいる。高校に入学した光太郎は、先輩・七瀬の勧誘により廃部寸前の文芸部に入ることに。実は光太郎は中学生のとき、小説を書こうとして途中で挫折した経験があった。個性的な先輩たちや強烈な個性のOBふたりに振り回されながら、光太郎は自分自身の物語を探しはじめる。かつてない青春小説。」

中村航と中田永一(乙一)の共作短編集らしいので、ちょっと期待して読みました
共作だけど、どのように共に書いているのか、明かされてません

登場人物がそれぞれ「キャラが立ってる」というか、主人公の出生からその家庭までもが、普通に考えて珍しいと思ってしまったけど、今はそういう部分もオープンな世の中になっているのかしら…???
出てくる女性陣が好きになれなかったし、いまひとつでした

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