Leave A Tender Moment Alone

風の吹くまま 気の向くまま

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瀬尾まいこ 『春、戻る』



「結婚を控えたある日、私の前に兄と名乗る謎の少年が現れた。明らかに年下のお兄さんは、私の結婚にあれこれ口出しを始めて…。その正体と目的は?人生で一番大切な事を教えてくれるハートフルウェディングストーリー。」

瀬尾まいこの作品の登場人物は温かい人が多いけど、このお話の中では特に良い人ばかり
人生って色々辛い事もあるけど、温かく手を差し伸べてくれる人が居たり、必死に助けてくれる人が居たり
そうは思ってなくても自分も相手を助けていたり

「思い描いたように生きなくたっていい、自分が幸せだと感じられることが一番なんだから。」

思い描いたような人生を送れないと駄目だとか、他所の芝生が青く見えたりとか、そういう考え方から離れられると随分楽になれるだろうにな、と
若い時には色々足掻いても仕方ないかもだけど

しかし、ここまで明らかに年下なのにお兄さんってどうなのよ?と訝しむ部分がないのは、ちょっと違和感(笑)


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中村航×中田永一 『僕は小説が書けない』


「生まれながらになぜか不幸を引き寄せてしまう光太郎。引っ込み思案で心を開くことができず、親しい友人もいない。血のつながりのない父親との関係をはじめ、家族との距離感にも悩んでいる。高校に入学した光太郎は、先輩・七瀬の勧誘により廃部寸前の文芸部に入ることに。実は光太郎は中学生のとき、小説を書こうとして途中で挫折した経験があった。個性的な先輩たちや強烈な個性のOBふたりに振り回されながら、光太郎は自分自身の物語を探しはじめる。かつてない青春小説。」

中村航と中田永一(乙一)の共作短編集らしいので、ちょっと期待して読みました
共作だけど、どのように共に書いているのか、明かされてません

登場人物がそれぞれ「キャラが立ってる」というか、主人公の出生からその家庭までもが、普通に考えて珍しいと思ってしまったけど、今はそういう部分もオープンな世の中になっているのかしら…???
出てくる女性陣が好きになれなかったし、いまひとつでした

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角田光代 『私のなかの彼女』

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『「もしかして、別れようって言ってる?」ごくふつうに恋愛をしていたはずなのに、和歌と仙太郎の関係はどこかでねじ曲がった。全力を注げる仕事を見つけ、ようやく彼に近づけたと思ったのに。母の呪詛。恋人の抑圧。仕事の壁。祖母が求めた書くということ。すべてに抗いもがきながら、自分の道を踏み出す彼女と私の物語。』

学生時代からイラストで注目され時代の寵児になった仙太郎と、物書きになりたいと思っていた和歌の同棲生活から、徐々に立場が逆転していき、更に大人になっていくにつれて仙太郎の言葉が実は呪縛になっている事、それから放たれる考えを持てるようになっていく、その移り変わりは緊迫感があって、読み進めるのが苦しいくらいで

時代的にも作者本人の私小説のような部分もあるのかな?と思ったり

結局、男性と女性の役割にとらわれるのは、親や周りの影響、性格や生活の成り立ちによるのかな、と思いますね

自分は相手に迷惑をかけたり気を遣わせたくないから気を付けている事は、裏返しでそれを相手に求めてる事になるンじゃないか?と、相手に嫌われたくないが為に裏読みして、息苦しさを感じたり、無理だと思ったり愕然としたり
言葉通りに受け止められる人と裏読みしてしまう人と、いるかもしれないけど…

久し振りに読み応えがある、さすが角田光代な小説でした


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宮崎克則 『福岡の謎』


ご当地モノです
知らなかった事、知っていた事

待ち時間にサクッと読むのに最適かも

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港かなえ 『絶唱』

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「悲しみしかないと、思っていた。でも。死は悲しむべきものじゃない――南の島の、その人は言った。心を取り戻すために、約束を果たすために、逃げ出すために。忘れられないあの日のために。別れを受け止めるために――。死」に打ちのめされ、自分を見失いかけていた。そんな彼女たちが秘密を抱えたまま辿りついた場所は、太平洋に浮かぶ島。そこで生まれたそれぞれの「希望」のかたちとは? 〝喪失〞から、物語は生まれる――。 」

「楽園」
「約束」
「太陽」
「絶唱」
連作短編になってますが、「約束」の後の「楽園」という時間軸です

タイトルの「絶唱」だけだと、いつもの湊かなえなのかな?と思い、「楽園」も哀しい設定の話なんだけど、全体では湊かなえらしくなく、以前読んだ『山女日記』のような小説で面白かったし、私小説???と思わせられるような感じも珍しいという印象

「約束」のようなお話は、大人になって振り返れば…という、若い頃に言われて何気に縛られていたり、ずっと心に蟠っていたり、引きずっていたり、というような、好きな人や大人に言われた事や教えられた(と思っていた)事が実は私の事を想ってじゃなかったンだな、私の為にはなってなかったンだなと分かるお話で、すごく印象的

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葉室麟 『潮鳴り』

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「生きることが、それがしの覚悟でござる─
俊英と謳われた豊後・羽根藩の伊吹櫂蔵は、狷介さゆえに役目をしくじりお役御免、今や襤褸蔵と呼ばれる無頼暮らし。ある日、家督を譲った弟が切腹。遺言から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。前日、何事かを伝えにきた弟を無下に追い返していた櫂蔵は、死の際まで己を苛む。直後、なぜか藩から弟と同じ新田開発奉行並として出仕を促された櫂蔵は、弟の無念を晴らすべく城に上がる決意を固める…。」

面白かったです
昔も今も、役人は責任を負わずに自分の得になる事ばかりに頭を使い、下の者を犠牲にする…
そして駆け引きを仕掛け、勝つか負けるか、ハラハラする展開が面白かったです

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伊坂幸太郎 『ガソリン生活』


『聡明な弟・亨と、のんきな兄・良男の でこぼこ兄弟がドライブ中に乗せたある女優が、翌日急死! 一家はさらなる謎に巻き込まれ…!?
車同士が楽しくおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。』

4人家族の望月家の車、緑色のマツダデミオの目線からの語られる事件
車同士が会話出来るっていうのは、小さい頃のアニメの影響か、誰でも想像した事があるンじゃないかなぁ
この本を読んでいて、トム&ジェリーの3本立てアニメの真ん中のアニメで、こういう擬人化した車や飛行機のアニメを思い出して、もう1度観たいなぁ~としみじみ

トム&ジェリーだけでなく、あのドルーピーや擬人化した飛行機や車のアニメもDVD化して欲しい!!

話としては面白かったけど、ところどころ???という部分がありました
深く考えずに、車が主人公の話として読むと楽しいし、やっぱりねのラストも良い感じですね




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万城目学 『偉大なる、しゅららぼん』

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『高校入学をきっかけに、本家のある琵琶湖の東側に位置する石走に来た涼介。本家・日出家の跡継ぎとして、お城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。ある日、淡十郎は校長の娘に恋をするが、その直後、彼女は日出家のライバルで同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海が好きだと分かる。恋に破れた淡十郎は棗広海ごと棗家をこの街から追い出すと宣言。両家の因縁と三角関係がからみあったとき、力で力を洗う戦いの幕が上がった――! 』

京都を舞台にした『鴨川ホルモー』、大阪を舞台にした『プリンセス・トヨトミ』、奈良を舞台にした『鹿男あをによし』に続き、滋賀を舞台にした『偉大なる、しゅららぼん』は、滋賀と言えば琵琶湖が裏ボスのお話

ラストのワクワク感が良かったです
映像化において源爺は、読んでいて私も思い浮かんだが笹野高史でピッタリかも
ただグレート清子は、深田恭子よりも渡辺直美、かなぁ~

私のランキングでは、1位:京都、2位:滋賀、3位:奈良、4位:大阪です
残るは和歌山ですかねぇ…楽しみに待っておこうと思ってます

滋賀県に占める琵琶湖の割合は、1/6
もっと占めてそうな印象だけど




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