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吉田修一 『怒り』

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『2011年8月。八王子郊外で尾木幸則・里佳子夫妻が惨殺された。血まみれの廊下には、犯人・山神一也が書いた血文字「怒」が残されていた--。事件から1年後の夏、物語は始まる。整形をし、逃亡を続ける山神はどこにいるのか? 房総半島で漁師をする槙洋平・愛子親子の前には田代と名乗る男が、東京で広告代理店に勤めるゲイの藤田優馬の前にはサウナで出会った直人が、母とともに沖縄の離島へ引っ越した小宮山泉の前には田中という男が現れる。それぞれに前歴不詳の3人の男。』

『山神を追う刑事の北見壮介、彼の捜査でわかってきた山神の不思議な生い立ちや80年前に山神の生地で起こった凄惨な事件なども織り込まれ、衝撃のラストまでページをめくる手が止まらない。『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作。』


保育園の先生とウェブデザイン会社の若い夫婦が殺害される事件は、どこか世田谷での一家殺人事件を彷彿とさせるし、逃亡する犯人は英国人女性を殺して逃亡した事件を彷彿とさせます

少し知能の遅れがある1人娘と父親が暮らす海辺の町に現れた田代
母親の都合で、離島に転校を余儀なくされた女子高生と、新しい学校での同級生の男子の前に現れた田中
同性愛者で同じ仲間と遊んで暮らしていた男性が知り合った直人
そして、刑事の北見と南條
素性を明かさない田代、田中、直人
それぞれが疑惑を持ちながらも、信じようとしている男は、本当は犯人かも???という雰囲気で、先が読みたくて仕方なくなるのは、さすが吉田修一だと思います

ただ、この『怒り』だけは、読み返す気になれませんでした
先が気になって読み進めた本は、読み落とした意味がなかったかなぁ~って読み返す事が多いンだけど…
この『怒り』には、映画『グランブルー』のような感じで読み返したくない部分があったり、最後のゾッとする悪意、普通の神経では書かないだろう悪戯書きがあって、もう目にしたくなかったです

『悪人』のように、対する相手に依って印象が変わったりする訳でもなく、何故殺してしまったのかも分からず、だからスッキリと結着がつかないので、先は気になるけど面白いかどうかは微妙ですね
きっと、簡単に、なんかウケる~とか、ムカつく~というだけで、一線を越えてしまう人もいるンだろうな、と思うと怖いです

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