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米澤穂信 『満願』

「人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは─。表題作をはじめ、日常の謎の名手が、人生の岐路に起きる事件の切ない謎を描く珠玉のミステリー短編」

初めて読む作家
「夜警」…新入り巡査が殉職した背景に隠された秘密

「死人宿」…別れた恋人を探しに山奥の温泉宿へ
宿の横を流れる川では硫化水素による窒息死がよく発生する事で、自殺志願者が多く出る宿として有名になっている
宿に居る3人のお客さんの、誰が死ぬ気でいるのか、それが分かれば連れ帰る事が出来るのか?というお話

「柘榴」…生活能力はないけど魅力的な父親と、美人の母親と娘が2人
母親は娘達の将来を考え離婚を決意するが、親権を巡って裁判になり、結局娘達は父親を選択する
とても後味の悪い、というか、利発な割には将来を考えたり、女として生きていく上で親子ともども間違っていると思うンだけど、諸説としてはアリなのかなぁ?と

「万灯」…海外のガス田開発に携わる男が、異国の地で怖い目に遭ったり、悔しい思いをしたりする中で、越えてはならない一線を越えてしまうお話
表題作の「満願」よりも、このお話の方が私は面白いと思いました

「関守」…桂谷峠での事故死について書こうと峠のお茶屋さんに立ち寄ったフリーライターが、まんまと罠にかかってしまうお話
途中でそんな雰囲気ありありでいまいち盛り上がらない

「満願」…表題作
畳屋に下宿していた苦学生が弁護士となり、かつてお世話になったその畳屋の妻の弁護をするお話
下宿している時から家主夫婦の仲がうまくいっていない事、仕事も減ってきている事が知れます
金貸しの男を殺害したのは正当防衛という弁護をするが、実は妻には守りたいモノがあったというお話

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