Leave A Tender Moment Alone

風の吹くまま 気の向くまま

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吉田修一 『悪人』

「九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か━。」

自分の知ってる町や通った事のある道が出てくるっていうのもあって、ずっと読んでみたかった吉田修一の『悪人』
読み始めたら一気にいってしまうだろうなぁ~と思っていたけど、案の定でした

主人公の親友が、起承転結の起と結しかないって主人公を表する部分があるンだけど、男の人って、こういう部分を誰しもが持ってるような気がします
多分、女性からしたら、もっとちゃんと話して欲しいとか、どうしていきなりそうなるの?とか、言葉の足らなさと思考の違いがあるような

この主人公は、私の好きな『東京湾景』の主人公と同じタイプ
会いたい!と思ったら、ほんの少ししか会えないのに、仕事の後、何時間もかけて飛んで来る
そういう勢いがあるトコが男性的だなぁ~と

琴線に触れた言葉は、被害者の父親が言うセリフ
「今の世の中、大切な人もおらん人間が多過ぎったい。大切な人がおらん人間は、何でも出来るっち思い込む。自分には失うものがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。失うものもなければ、欲しいものもない。だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思い込んで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ」

映画も観てみたくなりました


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